我ながらあっぱれだ
良い事を、思いついたのです
近頃のta-sanは
学校で、卒業式練習やら
高校入学準備などの学校の環境変化により
いつもの、ルーティンが崩れ
精神が、不安定になりつつありました
また、学校全体にも、そわそわな雰囲気が
有り、それを良く感じ取るんだと思います
そこへ、コロナ騒動が湧いて出てきました
学校やデイなどでも、「手洗い、うがい」と
指導が強化され
コロナは、怖いと認識したta-sanは
さらに精神を崩し
治っていた「暴言」が、また出てきました
環境変化に対して、相当我慢をしている様でした
登校を拒否する行動や、単語を発する様にも
なっていました
不安や恐怖を、強く感じているta-sanの心は
沢山の恐怖体験を思い起こす様です
2月に行われた、避難訓練では
「学校が壊れて無くなるの」と言い
避難した、机の下から出られなくなりました
先生が、「大丈夫だ」と、何度も声をかけると
パニックになり、机を押して倒したそうです
いつも、落ち着いて出来ていた避難訓練では
初めての事です
これは、東日本大震災の時の、恐怖を
思い起こしたんだと思います
この所、3月11日震災の映像が沢山ありまし
た
給食にも手を付けず、空の水筒で
飲む行動を取りながら
いつまでも、ボ〜と外を見る日も
度々、出て来ました
そして、突然、先生に
「コロナが怖いです」と、言ったそうです
そして、「癇癪、パニック」も
頻繁に出て来て、拘りも増えて強くなりました
以前程の、酷い物では無いので
対処としては、1人にして、そっとしておけば
治りました
参考書などにも、他害の事実を作らない様
対処するなどと、良く書いてありますし
気持ちの落ち込みから
自律神経を崩してしまい、頻尿、嘔吐、下痢
全身の蕁麻疹を出したり
心身共に、崩れて行くta-sanなので
これまでは、学校をお休みさせ
睡眠を多く取ったりと、対処して来ました
しかし
成長したta-sanを試したいと思ったり
さらには、先に一歩進ませたい思いから
そっと、見守るのでは無く
以前の、酷い他害の時と同じ様に
暴言にも、関わって行きたいと思いました
しかしながら
参考書などにも、他害の事実を作らないと
ある様に、暴言に関わった事により
また、以前の様に精神を病んだり
行動障害が出てしまうかも知れないという
恐怖は、ありましたが
「暴言はダメだ」と、教えて行くと決めました
そして
パニックから暴言が出た日に
試しに、しっかりと叱って見ました
やはり、パニックが酷くなり
私に向かって来て、何度も叩かれました
凄く、久しぶりの他害に
胸が熱くなり、締め付けられ苦しかったですが
他害は、払い退け
「暴言はいけない」と叱りました
そして
散乱した物を、全てキチンと片付ける様
指示をしました
ta-sanは、自分で癇癪を抑え
片付けを、キチンとしていました
この時、私はやはり
久しぶりに見た他害に、気持ちが落胆し
今までのトラウマや見えぬ恐怖に
慄きました、辛かったですし
ヤッパリ、そっと見守り
癇癪、パニックが治るのを待てば
良かったのかと、後悔の念も出ました
そして
ta-sanの情緒を考慮しながらですが
学校の先生と連絡を密に取り、共有しながら
生活を送って行きました
時にta-sanは、ピリピリとした感情を出し
暴言が出ました
その時々に
「やめなさい」と、叱りましたが
他害は出ませんでした
先ほどの、一度だけでした
しかしながら、登校拒否は
強さを増していた様に思います
そんな折に
コロナで、休校が決まりました
ta-sanの事に、仕事の事にと
ヤキモキしながら
半場パニックになり、張り詰めた気持ちに
断念にも似た、諦め、開き直りがありました
そんな中
休校中にも、困難な家庭、子共には
学校の預かりも行いますと、連絡がありました
デイや、ヘルパーさんからも
連絡がありました。凄く、嬉しかったです
しかし
今の、ta-sanの状況や今までの事を思えば
家で休ませて、気持ちを休ませる事が
一番良い事だと思いましたし
そして、とりあえず、登校拒否を考えず
仕事の事を優先させ、デイ、ヘルパーさんを
使えば、おそらく上手く、生活が進み
私が、かなり楽を出来ますが
考えに、考えを重ね
学校に、お願いする事にしました
そして、ta-san
私の、罠にハマりました
登校には、申し込みが必要で
先生に聞くと、申し込みはta-sanのみと
言っていました
ta-san、先生を独り占めです
しかも、生徒のいない学校は
ピリピリムードも、無ければ
言い争いや、小競り合いも指導も無く
とても静かで、穏やかな空間です
授業も無いので
ta-sanの好きな事を、永遠とやるだけです
そして、先生がナイスガイです
校外授業と称して
連日お出かけをしてくれました
先生を、何人も引き連れ
牧場やら、ミニ動物園だったり
大型の植物販売店なんかも、行った様です
ta-san朝は、少し拒否しますが
ウキウキ家を出て、学校に向かいます
学校が良い様です
帰ってくるや否や
「お尻がいっぱい!オシッコ、うんこ〜」と
(牧場で、見てきた光景の事)
嬉しそうに教えてくれます
そして、給食では飲まない、大嫌いな牛乳も
牧場では飲んで
帰宅後、「牛乳が好きです」と言っていました
コロナの事、情緒の事を考えれば
学校はお休みさせて、家に居るのが
本当は、良かったですし
そうしようと、一度は決め
前記事にも、引き篭ると書きました
しかし
他害では無く、ちゃんと言葉と行動で
登校に強く拒否を求めるta-sanに対して
それでも、登校させる私の格闘もあり
何か、良いきっかけで
学校に、行く気にする事は出来ないかと
思っていて
これを、思いついたのです
コロナに苦しみ、亡くなった方々には
申し訳ない記事ですが
この事がきっかけ、経験となり
学校の苦痛が、少しでも取れればと思います
そして、いきなりお別れみたいになった
先生を、独り占めにして
楽しくやっているta-sanの事が
現金ですが、ちょっと嬉しかったです
しかし
お買い物、弁当作りに、学校の送り迎え
そして、お仕事と
全く自分の時間が無く
正直な所、苦しいです
頑張っています
なので、誰か
もふもふさせて下さい、お願いします
とても、寂しいのです
デートがしたくて限界です