◎はじめに
最近ta-sanの、おもちゃ箱を片していたら
箱の底から
初めて作った絵カードが出てきました
重度知的障害、自閉症で
強度行動障害の
我が息子ta-sanに
要求から来る
癇癪や
クレーン現象の
代替え行動として
「絵カードを使った要求方法」を
教えようと思い
初めて作った思い出の絵カードです
大した知識も無く
参考書、ネットを読み漁り
自分なりに行ってきた方法なので
参考にはなりませんが
記録したく、書いてみます
しかしながら
ただ、一つ言わせて頂くと
今は、中学三年生のta-san
最近は、とても落ち着いています
この
今
落ち着いてる状況が出来た
「一つのツール」「方法として」
この、初めての絵カードが
有ったからと言っても
過言ではないと、papaは思っています
◎初めての絵カードを使う
重度知的障害、自閉症のta-sanは
コミニケーション能力は低く
(ほぼ、出来ない)
意味のある言葉は、ありませんでした
小学5年生頃は、自閉症的に
おうむ返し
逆さバイバイ
クレーン
を、良く行っていました
小学校の、集団の中では
毎日の訓練を繰り返し
先生の助けを借り、他人を見ながら
落ち着いた行動も出来ましたが
パニックになり
多動が始まれば
いつ終わるとも、わからないほどに
永遠と走り、暴れていました!
そんな
ta-sanのパニック
癇癪を収める方法の一つとして
papaが行った事は
ta-san自身に
.......................「要求させる」
これが
とても、とても大事な事だと思いました
コミニケーションで、要求が出来れば
他害、癇癪、クレーンなどの
要求行為は確実に減り
そして
問題行動の消去を行っても
例えば、自傷などの
さらなる
問題行動への変化も少なく済むと思いました
ですが
コミニケーションのとれないta-sanに
どう要求させるか?
いくつかの方法の中の一つに
絵カードを使う方法がある事を知りました
勿論、学校などでも
視覚優位な自閉症に対して
漫画的な絵を使ったり
様々な工夫は行ってくれていました
しかし
ta-sanは、学校で行っていた
その、どれもを
ほとんど、理解はしていませんでした!
親である、papaが
もっと、知的障害や自閉症のta-sanを理解し
自閉症に対しての学習をして
ta-sanに当たっていれば
もう少し、違っていたのですが
それを、やって来なかった事と
やはり
重度知的障害も相まって
学年では、だいぶ遅れた存在でした
そんな
ta-sanに
初めて作り、使った絵カードが
これです
とても
絵カードと言える品物では有りませんが
これが、有効に使えました
使い方としては
まずは、このグレープ飴カード一枚です
ta-sanの大好きな
グレープ飴
.....................「1枚のカード」
漫画的な絵では
ta-sanには、理解に乏しいと思い
絵カードには
全て、現物写真を使うと決めました
そして
上記で述べたように
必ず、「1枚のカード」から
始める事が大事です!
絶対に、開けられない引き出しなどに
グレープ飴をしまい
引き出し部分に、グレープ飴カードを貼ります
飴が欲しい時は
ta-sanが、カードを剥がし
カードを、papaに持って来させます
勿論、初めから
重度知的障害のta-sanが上記のような
高度な行動が出来る訳が有りません
初めは
全てを二人で行いました
ta-sanの後ろから両手を持ち
カードを剥がさせ
カードをpapaに渡し
カードと飴を交換しました
これを
何度も、何度も
繰り返し、繰り返し、毎日行います
もう、捨ててしまい
今は有りませんが
このグレープ飴カードに紐をつけて
papaが、首からこのカードを下げ
お散歩などの、お出掛け時にも
ta-sanが、飴を欲しければ
カードを掴ませ
カードと飴の交換を行っていました
この汚い、不出来なカードを
パンツのゴム紐で、首から下げ
カードを、カバンにも貼り付けたりして
恥ずかしですが
病院や、公園や、何処にでも行き
行いました
そして
ta-sanの後ろからpapaが
手を掴み
全てを2人で行なっていた交換行為を
ta-sanの覚えた所から
段々と一人でやらせ
何ヶ月かの後
ta-sanは、カードと交換で
飴が貰えると、覚え
1人で、飴カードを持ってくる様になりました
癇癪、他害での、要求では無く
初めて
キチンとした、コミニケーション
ta-sanの
........................「要求です」
1枚のカードを
時間をかけて
確実に使えるよにしました
1枚のカードが出来れば
種類を増やしていきました
カルピスジュースカード1枚を増やし
冷蔵庫に貼り
お煎餅カードや、お散歩カードと
カードの種類も段々と増えました
次は、2枚(2種類)です
飴の交換カードを
グレープ飴とリンゴ飴の2種類
2枚のカードにしました
重度知的障害のta-sanには
この2枚(2種類)のカードでは
さらなる試練が有るのです
これは、また次の機会に
書こうと思いますが
2種類のカードのどちらかを
考え、選ぶという
いくつかの行動が加わる
ta-sanにとっては難しい行為が有るのです
ですから
初めての絵カードは
必ず
..........「1枚、1種類から」が、大事です!
それでも、時間をかけ
ta-sanは
一つ一つ覚えていきました
(字が汚くてすみません)
現物写真カードは
飴1枚のカードを覚え
飴2枚(2種類)に増やし
カルピスジュースカード1枚を覚え
コーラジュースカードを増やし
ジュースカードも2枚(2種類)
冷蔵庫に貼り
選ぶ、カードも
出来ては、増やしていきました
全てのカードの裏には
マジックテープの片方が付いていて
引き出しの方にも
マジックテープの片方を付け
ta-sanがカードを剥がして
papaに、カードを持って来て
カードで要求出来る様にしてあります
写真カードを
沢山、マスターして
使える様になると
ta-sanから⇨papaへ要求
papaから⇨ta-sanへ要求、や
行き先、又は次の行動を
絵カードで示すことも可能となって行きました
◎おわりに
絵カードによる
コミニケーションは
さらに先の段階も有り
「PECS」
と言う手法が有名で
参考書も有りますので
一度、見てみると良いと思います
papaは
二瓶社の
「自閉症児と絵カードでコミニケーション」
を、読みました!
今日は何だか、参考書みたいな記事に
なってしまった!
長々とすみませんでした!